作中では圧倒的な強さを誇ったチェンソーマン。
その実力はマキマが語ったように作中でも最強クラスです。
【チェンソーマン】登場した最強クラスの悪魔まとめ。誰が最強なのか。
しかし、作中の設定をかえりみてみるとチェンソーマンが強いことに腑に落ちない人も多いと思います。
悪魔の強さは抱かれている恐怖心に比例していきます。
確かにチェンソーは恐ろしい存在ではありますが、作中最強格の強さを持つのはどこかやり過ぎている感があります。
少なくとも、人類の歴史を振り返って我々に恐怖を与え続けてきた『支配』よりは怖くない存在です。
しかしチェンソーマンは支配の悪魔すら圧倒します。。しかもかなりの余力を残してです。
最終的には絡めての連続で敗北しました。
しかしその敗北に至るまで支配の悪魔を26回絶命させています。
ただ、色々考察した結果なんとなくチェンソーマンが強い理由が分かった気がします。
それを今回書いていこうと思います。
チェンソーマンが強い理由について
チェンソーマンが強い理由は作品を読み返せばわかります。
それは
悪魔は『強力な悪魔の肉片』を捕食すれば強くなる
という設定からですね。
作中ではこのケースが三度見られており、銃の悪魔の肉片を持っていた悪魔は通常よりも強力になっていました。
闇の悪魔の肉片を食べた人形の悪魔は深淵に近づくほどの知識と闇が深まるほどに凄みが増す無敵の肉体を手にします。
最後にチェンソーマンの肉を食らった血の魔人ですがこれもかなり強化されていました。
悪魔はより強力な悪魔を喰らうことで強くなっていくのです。
それを踏まえていたる結論
チェンソーマンを読み返してみると、
チェンソーマンは多くの悪魔を倒し、そして喰らうことでそれを呼称するものを歴史から消してきた。
という記述があります。それを踏まえて見てみると、話がつながります。
チェンソーマンが食らったものとしては、
核兵器、第二次世界大戦、エイズ、ナチスドイツ
刀、爆弾、鞭、矢、槍などの武器。
さらに死の他にあった命を終えた時に迎える3つの結末。
といったものがあります。
悪魔は恐れられていればいるほど、その力が増す。
歴史的に恐れられた核兵器や第二次世界大戦、そしてエイズなど。
それらをつかさどるのであれば強力な悪魔であることは間違いありません。
そういった悪魔にチェンソーマンは勝利し、喰らってきた
しかし、チェンソーマンは何度倒されても蘇りチェンソーを吹かして立ち向かい、最終的には八つ裂きにしてたべてしまうのです。
さきほど語った、エイズや核兵器などもチェンソーマンが全て喰らいつくしてしまったのです。
その結果、チェンソーマンは強力な悪魔を捕食することが出来、マキマ曰く
勝てる気がしない
ともいえるその実力を得られたことにも辻褄が合います。
作中でよく語られていたこと
そして、作中ではチェンソーマンの心臓を多くの悪魔は欲しがっていました。
作中最強と呼ばれる闇の悪魔もそれを欲しがっていました。
なぜ欲しがっていたのかといえば、
自身が食われるかもしれない
逆にチェンソーマンを食らえば自身がより強力な悪魔になれる。
という2つの理由からだと思われます。
闇の悪魔も強力ですが、チェンソーマンは闇の悪魔と同格の悪魔を撃破していると思われ、それは
人間の命が終わった後に訪れる死以外の3つの結末
を呼称する悪魔を食らっていることからです。
死という人間がもっとも恐れる概念と同格の恐怖に打ち勝ってなお食らっているわけであり、チェンソーマンは強力になっているといえます。
そう考えた時、例え闇の悪魔でもフルパワーのチェンソーマンと戦った場合、タダでは済まないでしょう。
だからこそ闇の悪魔は弱体化しデンジの心臓となったチェンソーマンを人形の悪魔に持ってこさせたのではないかと思います。
万全の状態ではない今だからこそ、チャンスだと踏んだのでしょう。だからこそ人形の悪魔と契約したのです。
裏付け的な人形の悪魔の動向
作中で人形の悪魔はデンジを地獄に送る手はずをとっていました。
そして、闇の悪魔を前にしたとき
約束通り、チェンソーの心臓を持ってきました
と語っています。
そう考えれば、人形の悪魔は日本に刺客としてくる以前から闇の悪魔と何らかの交流があったのかもしれません。
結果的に闇の悪魔はチェンソーマンの心臓を手に入れることはなかったですが、それなりに感心があることが分かるシーンです。
それ以外にも、チェンソーの心臓を欲しがる悪魔や国々
代表的なのは闇の悪魔ですが、それ以外の悪魔もしつこいぐらいにチェンソーマンに執着していました。
永遠の悪魔もそうですし、世界各国から刺客が送られてきたのもそういった理由があるのかもしれません。
チェンソーマンの心臓があれば、強力な悪魔との契約にも使えます。それは先ほどの闇の悪魔の話で明らかになっています。
話を読み返してみます。
少し話を読み返してみると、次の趣旨のような言葉が出てきます。
銃の悪魔の肉体をどれだけ保持しているかで、国の権威が左右する
厳密に言えば本編ではこういったセリフは出てきませんが、そういった旨のことをマキマが語っています。
これを踏まえて考えてみると、世界各国は銃の悪魔だけでなく、
悪魔の力を武力行使に用いている
と考えられます。
実際に支配の悪魔であるマキマも、日本の内閣総理大臣と契約しています。
内閣総理大臣が契約したのはマキマを味方につけることで、自国に大きなメリットがあると踏んでいるからではないでしょうか。
そこから考えを飛躍させると、チェンソーマンの心臓を差し出して銃の悪魔よりもはるかに強い悪魔と契約すれば、世界の覇権を取ることも難しくない。
と考えることが出来るのではないでしょうか。
そう考えれば、世界各国から最強クラスの刺客が送られてきた理由がなんとなく分かります。
過去記事と別の結論が出るかもしれない。
僕自身は当ブログで次の記事のように
【チェンソーマン】マキマさんは最強の敵ではない?ラスボスとしての立ち位置。
チェンソーマンが世界各国から狙われている理由は、マキマとチェンソーマンを一緒にしてはならないから
と、書いてきました。
しかし、改めて読み返してみると、また違う解釈も出来ます。
チェンソーマンの心臓を使えば、出来ることは無限大に増えていくのです。
チェンソーマンと闇の悪魔が戦うとどっちが強いのか。
話は大分脱線しますが、考察は一旦お休みで、ここからは妄想とします。
それは、チェンソーマンと闇の悪魔ってどっちが強いの?
という話です。
闇の悪魔は『根源的な恐怖』とされます。
根源的恐怖・・・言ってみれば、人間であれば万人が共通して抱く恐怖です。
人間という生物として生きているのなら、怖がって当たり前の物。例えば、生活から電気がなくなることなんて考えられないでしょう。
明かりが無くなった世の中というのは、本当に恐ろしい物になると思われます。闇とは銃や支配などとはまた別次元の恐怖であり、それをつかさどる闇の悪魔は作中でも分かる通り、圧倒的な力を見せつけました。
はっきり言って成功法では勝てそうにありません。
しかし、僕自身はチェンソーマンが勝つと思っています。
満身創痍のチェンソーマンではなく圧倒的な強さを誇ったチェンソーマンならば普通に勝つと思います。
理由としては、先ほども触れた気がしますが
死とは別に訪れる3つの結末
に勝利してさらには捕食しているからです。
闇の悪魔は闇をつかさどりますが、それでもその恐怖は『死』には及ばないと思います。
闇があっても人は生きていけますが、死の前では人は生きていけません。当たり前です。
だから死の悪魔がいれば、恐らく闇の悪魔よりも格上になると思っています。
それを踏まえ、
死とは別に訪れる3つの結末
を消し去っているチェンソーマンは根源的な恐怖である闇の悪魔よりも強いのではないかと、考えています。
死と同格である存在を3つも倒しているのですから、不思議な考え方ではないと思いますがいかがでしょうか。
それに、それらの悪魔の肉も血肉に変えているので力も相当に増しています。そう考えれば闇の悪魔でも足元に及ばない強さになるかもしれません。
チェンソーマンが闇の悪魔を喰らわなかった理由
最後にこれを考察します。
チェンソーマンはなぜ、闇の悪魔を喰らわなかったのか。
チェンソーマンほどの強力な悪魔なら闇の悪魔を喰らって自身をより強くしようと考えてもいいのかもしれません。
しかし、闇の悪魔は食べられていません。これに関しては、簡単で
闇
というものが世界に必要だと判断したからでしょう。
チェンソーマンが食べているモノを振り返ってみると、
戦争、流行り病、核兵器、武器
など、人がより良く生きるうえで妨げになるものばかりです。
チェンソーマンは別に悪の存在ではない、ことは作中では明らかになっていますしむしろ、他者と深いかかわりを持つことを誰よりも望んでいました。
そういったチェンソーマンは言ってみれば平和を維持するために地獄で戦っていたのだと考えられます。
確かに『闇』は人間を恐怖させます。
しかし、闇があるおかげで存在できるものもあります。
仮にチェンソーマンが闇の悪魔を倒したとして、闇を食らった場合世界からは闇が無くなってしまいます。
それはそれで、世界が混乱してしまう。
仮にチェンソーマンが闇の悪魔を倒す力があったとしても、恐らく他の強力な悪魔と違って捕食はしないと思われます。