チェンソーマンという作品において、重要な役割を担う銃の悪魔。
今回は銃の悪魔に焦点を当てて紹介します。
銃の悪魔とは
めちゃくちゃ強力な悪魔です。
チェンソーマンという漫画は基本的にこの銃の悪魔を倒すことを目的に話が進みます。
いつ現れたのか?
デンジが武器人間として覚醒する13年前に米国に現れた最強クラスの悪魔です。
姿を現したのち、圧倒的なスピードをもって世界各国の都市に現れては、銃撃を行い人々の命を奪い。
また超スピードで移動して、銃撃で人々の命を奪う。ということを繰り返していました。
この間は5分程度でしたが、世界中で120万人の死者が出るほどの大惨事でした。
銃の悪魔が強力になった原因
チェンソーマンの世界では悪魔が溢れかえるほどいます。
悪魔は人間に危害を加えるモノがほとんどで強力な悪魔は人間の理解を超える力を持ち、とてつもない被害を出します。
そういった世の中なので、人々は銃をもって悪魔を倒そうとしたのです。
しかし、世界中に流通した拳銃は人間に対して使われるようになり、紛争やテロが世界各地で起きました。
その結果、銃に対しての恐怖心が高まっていき銃の悪魔が強くなったのです。
そして米国で起こった銃を使ったテロ事件を境に銃の悪魔は姿を現しました。
銃の悪魔によってもたらされた被害。
銃の悪魔は一度姿を現すと、瞬く間に銃撃を開始しました。
圧倒的な弾数を打ち続け、その被害はたった数分で数百万を超える死者を出しました。
銃の悪魔は自身の体についている無数の銃で、人間を撃ち続け満足をすればその場所を離れていきます。
被害にあった国はアメリカ、日本、ハワイ、ソ連、中国など。
世界各国の都市にいる人間は大量の屍へと姿を変えました。
銃の悪魔が社会へもたらした影響
そんな銃の悪魔が社会にもたらした影響は、銃使用の厳罰化でした。
銃の悪魔は『銃に対する恐怖』に比例して強力になるため、世界各国は銃への恐怖心を無くすために銃の製造を禁止。
また、仮に銃による被害が出てもそれらの報道は基本的には規制されるようになったのです。
悪魔が全体的に強化された。
それに加えて、銃の悪魔が多くの人間の命を奪ったことで全世界で悪魔に対する恐怖心が強まりました。
その結果、社会全体で悪魔が急速に力をつけたのです。
ですから、公安は悪魔被害の根幹である銃の悪魔を倒そうと日々、肉片を集めているのです。
銃の悪魔を倒せば、社会は悪魔に対する恐怖心が薄れて全ての悪魔は弱体化します。
銃の悪魔の特徴。
銃の悪魔は再生能力があり、巨大な肉片があれば本体に向かって動き出します。
銃の悪魔の移動速度はとてつもなく速いこともあって、肉片が焦げ落ちるので
世界各国に散らばった肉片を集めて、銃の悪魔を見つけ出すこと。
これが、公安デビルハンターが最優先で取り掛かっている仕事なのです。
銃の悪魔の強さと能力
ここまで書けば、銃の悪魔は恐ろしい悪魔だと思われますが、実際のすさまじい強さを誇ります。
銃の悪魔の強さの秘密
銃の悪魔の恐ろしいところはその異次元のスピードにあります。
圧倒的なスピードは目にもとまらぬ、では済みません。
目にも映らぬ
というのが正しいと言えるぐらい、速く動きます。
しかも銃の悪魔はかなりからだも大きいので、質量とスピードが合わさって通った道にあるすべての物はなきものになります。
銃撃の力を使わずとも、圧倒的な強さを誇る悪魔です。
それに加えて、銃弾は乱射することが出来ます。一発一発がすさまじい威力を持っていますが、特筆すべきところはその
命中精度
です。
銃の悪魔の能力
銃の悪魔は条件を指定して攻撃を行います。
例えば、
10代の男性
と指定してから、銃弾を撃ちます。
そうすると、銃の悪魔の射程圏内にいた10代の男性は銃弾の餌食になるのです。
作中ではこの100発100中の銃撃を何度も行い、日本中で暴れまわっていました。
銃の悪魔と弱体化について。
そんな銃の悪魔ですが、なんと作中においては弱体化をしていました。
実は銃の悪魔はすでに倒されており、その肉体は世界の強豪国が保持していたのです。
アメリカ、ソ連、中国などが多くの肉体を持っていました。肉体が分割された状態でも銃の悪魔はその実体を現世に召喚することが出来ます。
チェンソーマンでは8巻でその姿を現しました。
非常にまがまがしい姿をしており、武装していることが分かっています。
しかし、これでもかなり弱体化しています。
どれぐらい弱体化していたのか?
銃の悪魔を召喚した国はアメリカです。
アメリカの銃の悪魔の肉体保持割合は
20%
で、5分の1しか出せない状態でした。
それでもあれだけの被害が出たことを考えれば、その恐ろしさが伺えます。
弱体化したのが分かる描写
チェンソーマンは考察がされてきた作品で、実は弱体化していない派と弱体化した派に分かれます。
僕自身は
弱体化している
派です。
その根拠としては、破壊の規模ですね。
日本に26秒上陸した銃の悪魔は下の画像のように非常に大きな爪痕を残します。
しかし8巻で登場した銃の悪魔は高速移動している描写はあれど、その破壊範囲は狭まっているように見えます。
そのことから、パワーが大分落ちているのだと考えられます。
仮にフルパワーだった場合、マキマはやられていたかもしれません。
銃の悪魔VSマキマについて
銃の悪魔とマキマは戦うことになります。
銃の悪魔は世界で恐れられている存在です。
しかし、各国首脳は銃の悪魔はむしろ
とことん利用する
という方針で動いていました。
銃の悪魔は強力で、核兵器のようなものです。
その肉片を多く持っている国が世界の覇権を握ることになります。
つまり、銃の悪魔が強くなることは各国にとって願ったりかなったりなのです。
しかし、そんな各国首脳が頭を悩ませるのが、支配の悪魔であるマキマでした。
マキマは自分にとって都合のいい世界、通称
最悪の平和
を作り出そうとしていました。強大な力を持つ支配の悪魔に対して、ソ連、中国などはもはや受け入れていたのでした。
しかし、そんな中で立ち上がったのが自由の国アメリカです。アメリカの大統領は
アメリカ国民の寿命1年
を代償に銃の悪魔と契約を結び、そして
マキマを倒してくれ
と頼みました。
しかし、弱体化した銃の悪魔ではマキマの足元にも及ばず
銃の悪魔はマキマの足元にも及ばず、瞬殺されました。
銃の悪魔の末路
最終的に銃の悪魔はどうなったのでしょうか。
作中では明らかにされています。
銃の悪魔はマキマに倒された後、何とか生き永らえその後、早川アキの死体を乗っ取って銃の魔人に生まれ変わります。
銃の悪魔を誰よりも憎んでいた早川アキがまさか乗っ取られるとは、誰が予想していたでしょうか。
その後、銃の魔人はデンジが住む住宅地に足を運び、何度も呼び鈴を鳴らし、そして出てきたデンジと必死の決闘をすることになります。
最終的にデンジの決死の攻撃によってチェンソーで腹を裂かれ貫かれることになります。
銃の悪魔は作中でどれぐらい強かったの?
最強ではないですが、最強クラスに届く位置にはいると思います。
マキマや根源的な恐怖を関する悪魔の足元には及びません。
それは彼らが人知を超えた圧倒的な力を持っているからです。
銃の悪魔の攻撃手段は銃弾による物理攻撃なので、そういった点ではまだ常識的な攻撃をしていると言えます。
それでも、人間に与える被害の大きさはマキマを初めとする強力な悪魔をはるかにしのぎます。
強さではなく被害で考えれば、作中で最も恐ろしい悪魔ではないかと思われます。
まとめ
今回は銃の悪魔についてまとめてみました。
銃の悪魔は敵キャラですが、魅力的でもあると思います。
その恐ろしさの表現に実に斬新な表現が使われたのも、個人的にはすごく「いい!!」と思いました
命を奪った人間の名前を50音順で書いていくと言う、なかなか見ない表現です。
しかし、その文字の羅列が銃の悪魔の恐ろしさをこれでもかと伝えてくれます。
敵キャラですが、登場したときにワクワクした部分もあります。